クラス担任/教員紹介
★「クラス担任」について
新年度から社会構築論系の2年生となる皆さんは、学生生活や学業について戸惑いや不安に思うこともあるかと思います。そこで社会構築論系では、2年生を対象とした「クラス担任」の制度を設けております。これは皆さんが学生生活の中で困ったことがあったときに、気軽に相談ができる窓口になっています。2025年度は、以下の5名の先生がクラス担任をされます。それぞれの先生については、ぜひ「教員紹介」欄をご確認ください!
※各先生がどなたのクラス担任になるのかは、新年度はじめにWaseda Moodleにて論系からアナウンスメントを行いますので、ぜひMy Wasedaのこまめなチェックをお願いします。
2025年度クラス担任
@野 孝子 先生(email: takanot■waseda.jp )
A柳澤 明 先生(email: akiray■waseda.jp )
B西城戸 誠 先生(email: nishikido■waseda.jp)
C金 敬黙 先生(email: kimkmok■waseda.jp)
D森 元孝 先生(email: wienmoto■waseda.jp)
※メールアドレスは■を@にしてください(以下も同じ)。
このほか、社会構築論系室では学生相談を随時受け付けています。こちらもお気軽にご利用ください(詳細は本HP「論系室」をご確認ください)。
★教員紹介
川尻 秋生 Akio KAWAJIRI
〈日本古代史・日本文化史・東アジアとの交流史〉
email: a.kawajiri■waseda.jp
個人的には古い時代の歴史を研究していますが、最近では日本文学・考古学などを融合させつつ、日本の通史を叙述する機会が増えてきました。今までの歴史研究を乗り越えて、新しい人文学を構築するにはどうすればよいか、日々考えています。
金 敬黙 Kyungmook KIM
〈国際社会学(国際関係論)、トランスナショナルな市民社会研究、平和研究〉
email: kimkmok■waseda.jp
自らのアイデンティティを、国籍や民族に依拠するのではなく、北東アジア出身であるとか、TOKYO、SEOUL育ちという「地域」から模索する越境人になろうとしています。研究では実践知と現場力を大切にしています。
久保 健一郎 Kenichiro KUBO
〈日本中世史〉
email: kuboken■waseda.jp
日本の室町・戦国時代史、中近世移行期の歴史等が専門です。特にそれらのなかにおける権力論や政治・経済などを勉強しています。今までやってきたことのキーワードを大きくまとめてあげると、「公儀」=戦国大名の正当性標榜の問題、「戦争経済」=戦国時代における兵粮を中心とした経済の問題といったところになります。
小松 寛 Hiroshi KOMATSU
〈国際関係論、平和研究、戦後沖縄政治〉
email: komatsuhiroshi■waseda.jp
沖縄県出身です。大学進学のために上京してからは、ほぼ東京で暮らしています。研究では沖縄を通して日本の平和主義や東アジアの安全保障について考えてきました。より普遍的なテーマとしては、民族的アイデンティティに基づきながら「国家の論理」を相対化することは可能なのか、を問い続けています。
野 孝子 Takako TAKANO
〈環境と開発、野外・環境教育〉
email: takanot■waseda.jp
新潟県の雪国に生まれ、そこから大学に通っています。長くフリーランスでNPOの活動に関わり、研究関心は「人と自然の関係」から始まり、サステナビリティを念頭に、伝統知や地域づくり、環境と開発、地域に根ざした教育、体験を通した学びなどです。
田畑 幸嗣 Yukitsugu TABATA
〈東南アジア考古学〉
email: tabata-y■waseda.jp
カンボジアのアンコール時代を研究しています。遺跡の発掘調査だけでなく、保存・修復活動や人材養成プロジェクトにも携わっています。「昔のこと」をあれこれ考えるのが好きですが、「昔のこと」と「今のこと」との結びつきにも興味があります。
樽本 英樹 Hideki TARUMOTO
〈国際社会学、ヨーロッパ社会論、比較移民政策論〉
email: hidekitarumoto■waseda.jp
モノ、資本、人、情報・文化などが国境を越えるグローバル化が引き起こす社会問題に興味を持ち、国際社会学の視点からヨーロッパ社会や移民政策の比較研究を行っている。
豊田 真穂 Maho TOYODA
〈アメリカ研究、ジェンダー史〉
email: maho.toyoda■waseda.jp
研究テーマは、アメリカ占領下の日本におけるジェンダー・社会政策。かつては女性労働改革、現在は性/生殖・結婚・家族をめぐる問題に注目しています。現代の日本社会が抱える諸問題は、占領期に行われた諸改革に端を発するものが多いと考えています。ゼミでは、現代社会の問題を歴史的な視点から考察していきます。
西城戸 誠 Makoto NISHIKIDO
〈環境社会学、地域社会学、社会運動研究〉
email: nishikido■waseda.jp
さまざまな環境問題に関わる市民運動やコミュニティ活動を対象とした研究を行っています。現在は再生可能エネルギーに関わるアクティビズムや、エネルギー事業と地域社会の受容性に関して国内外の事例研究を行っています。また、東日本大震災と原発事故後は、津波被災地の地域再生、原発避難者に対する支援に関する実践的な研究も行っています。最近は、八丈島の生業(くさや、園芸作物など)の持続性に関する研究を行っています。
藤野 裕子 Yuko FUJINO
〈日本近現代史、ジェンダー・セクシュアリティ史〉
email: fujino-yuko■waseda.jp
これまでは、民衆史・社会史の観点から、大都市における民衆暴動の研究をしてきました。最近は、セクシュアリティの歴史に関心があります。ゼミでは、おもにオーラル・ヒストリーの手法を用いながら、過去の経験を話す/聞くことをとおして、過去・現在・未来を考えたいと思います。
森 元孝 Mototaka MORI
〈社会理論、社会サイバネティクス〉
email: wienmoto■waseda.jp
日常生活における相互理解から世界政治、世界経済のレベルまで理論的ならびに経験的なデータを選択して研究をしている。最新書は、『理論社会学 ―社会構築の論理と媒体』(東信堂)、『亀裂の弁証法 ―石原慎太郎の社会学哲学探究』(東信堂)。過去『アルフレート・シュッツのウィーン』(新評論)、『フリードリヒ・フォン・ハイエクのウィーン』(新評論)、『逗子の市民運動』(御茶の水書房)、『貨幣の社会学』(東信堂)、『未来社会学 序説』(東信堂)などを書いてきた。
森田 貴子 Takako MORITA
〈日本近代史、日本経済史〉
email: morita-takako■waseda.jp
専門は、近代日本の土地制度です。特に、制度・政策と実態を関連づけて、一次史料を使用しながら、捉えることをめざしています。近代以降の日本にかかわる多様な側面にも関心を持っています。
柳澤 明 Akira YANAGISAWA
〈近世東アジア史〉
email: akiray■waseda.jp
研究テーマは、狭くいうと@清朝の対外関係(特に対ロシア);A東北アジアにおける民族集団の移動と再編;となりますが、もう少し一般化すると、近世〜近代の東アジア国際関係史全般と、「民族」のなりたちを歴史的にとらえることに関心があります。
清水 拓 Taku SHIMIZU(講師【任期付】)
〈産業・労働社会学、石炭産業研究〉
email: t.shimizu■aoni.waseda.jp
戦後日本の炭鉱労働の研究をしています。労働者の熟練・技能や職場集団の自律性に関心をもち、それを自然条件や生産技術との関係で考察しています。自然を相手に、機械・道具を使いこなし、仲間とともに働く、という生産職場のありようをとらえるべく、産炭地でのフィールドワーク(企業・労組・関係機関の文書資料の蒐集、労働者・技術者の聞き取り調査、職場調査等)に取り組んでいます。
野間 龍一 Ryuichi NOMA(助手)
〈日本近現代史〉
email: ryu-noma■aoni.waseda.jp
研究テーマは治安維持法体制です。1930年代〜40年代における、@警察の人事・予算などの組織運営、A警察・中央官庁・軍の関係性、B議会での議論、を分析し、戦時下の治安政策の推進過程やその背景を明らかにしたいと考えています。
齋藤 梨津子 Ritsuko SAITO(助手)
〈社会教育学〉
email: ritsuko.saito■aoni.waseda.jp
「母親」が取り組む芸術実践における学びの構造について、フェミニスト・ペダゴジーの視点から研究しています。 現代美術という規範や関係性を問い直す実践では、ケア役割を担う人の自他に対する認識や、共同の学びのあり方はどのように変容するのか、アーティストと行う参加型アートプロジェクトの実践を通して検証しています。