社会構築論系の説明

社会構築論系とは?

社会構築論系とは?

社会構築論系は、現代社会の分析を中心に、歴史的・文化的なアプローチによって現代社会の根源的なとらえ返しをはかりつつ、社会現象の矛盾や問題点をえぐり出した上で、それらを克服するために必要とされる新たな社会構築の方途と、それを担いうる主体のあり方を構想することを主眼としています。

 

論系は3つのプログラムから構成されています。

 

国家―ダイミクスプログラム 人の集合体としての社会には様々なレベルのものが存在しますが、中でももっとも基本的な単位として認識しうるのが国家です。本プログラムは国家のかたちや役割を歴史的に広く見渡すとともに、国家を越える力学にも目を向けます。中心軸は国家の成り立ちの過程、国家を越える交流または対立、国家の拡張と成熟、そして国家の変動や変容を考えていくことにあります。
コミュニティ―創造プログラム 実生活の場としての社会には地域・都市がありますが、現代社会はウェブ上のコミュニティなどの実体のないものもあります。本プログラムは、主としてリアルなコミュニティを住民の自治という側面から検討し、その形成過程を歴史的にたどり現在のありようを検討するとともに、地域に残る文化遺産の保全と活用を考えていきます。同時にヴァーチャルなコミュニティ等、新たなコミュニティの問題についても検討します。
グローバル社会―共生プログラム グローバル化のさらなる進行を踏まえた社会変化に対応し、本プログラムでは、共生という視点からグローバル社会を検討していきます。歴史的な視点から問うとともに、フィールド調査などもまじえながらグローバルな視野をもって現代社会を眺め分析し、人々が共に平和に生きていくための方法を考える能力を養うことが目的となります。その際に重要なキーワードとしては、平和、人権、環境、持続可能性、公正といった概念があります。

 

・・・以上のような学習を通じて、歴史・文化に対する豊かな知識・認識を踏まえたうえで現実のあり方と鋭く切り結び、社会の諸分野で能動的・実践的に活動することができる人格の養成をめざします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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